みつこまの能登イベント情報

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   能登かき街道  
 

今年は能登半島地震復興から魅力創出の年になりました。七尾湾能登かき祭り 2011が能登全域

で始まります。期間は、平成23年1月9日(日)~3月6日(日)になっております。冬のふるさと博

より能登かき街道が、より一層いい観光になります。私たちも協力して頑張って行きますので、よろ

しくお願い申し上げます。

 

2011

能登かき街道/七尾市・穴水町

  

◆海のミルク地域に栄養◆

 早春の陽光に輝く七尾湾に、カキいかだの黒いブイが浮かぶ。沖合にはかすむ能登島や奥能登の山影。「能登かき街道」として売り出し中の国道249号周辺を、七尾市から穴水町へたどった。

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 「塩味の利いたジューシーな味わいが魅力で、毎年来ます」。石川県七尾市中島町小牧のホテルでカキの炭火焼きを味わった三上一雄さん(81)は満足そうだ。富山市から2時間かけて来たという。

 七尾西湾、北湾で養殖されるカキは「能登かき」の名称で、年約2千トンが出荷される。全国で8位、日本海側では最大の産地だ。

 養殖業者は七尾市に約50、穴水町に約40ある。飲食店では新鮮なカキの炭火焼きや釜飯などのコース料理が人気を集め、週末には順番待ちの行列ができる。「能登かき街道」の企画は、「ふたつの産地が協力して客を呼び込もう」と今年度から始まった。

 「能登かき」は主に1年ものを出荷する。「小ぶりだが、ぷりぷりとした食感と甘さがあります」と県漁協七尾西湾支所の山本和幸さん(29)。熊木川などの河川が、背後の山々からカキの栄養源となる植物性プランクトンを七尾湾へふんだんに届ける。

 その歴史は大正時代の試験養殖にさかのぼる。海に面してカキ小屋を構える同市大津町の岡村水産をたずねた。同社は、社長の岡村昭三さん(82)の父太平さんが昭和元(1926)年に創業。昭三さんは18歳からカキ養殖を続けてきた。「昔は孟宗(もうそう)竹を海底に刺し、カキ棚にした。台風が来ると流され、父は山や田んぼを2回売った」。そんな苦労も昭和50年代にブイを使う「延縄(はえなわ)式」が普及し、少し楽になったという。

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 ここ数年、殻付きガキの人気が高まっている。1月に七尾市で開いた炭火焼きのイベントには、2日間で1万人が集まった。「こうした催しで、殻付きガキのおいしさが浸透してきた」と堀内義郎・能登鹿北商工会総務課長(57)。

 業者が集中する旧中島町は、04年の七尾市との合併前後から人口減などの地盤沈下に苦しむ。穴水町も同様だ。

 豊富な栄養で「海のミルク」と呼ばれるカキ。「能登かき街道」にも地域に栄養を注ぐ役割が期待されている。

(大畠正吾) 

朝日新聞より   2010年03月28日

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